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和泉市の土地売却ガイド|流れ・費用・農地や市街化調整区域の注意点を解説【2026年版】
この記事の結論
土地の売却で結果を左右するのは、「境界の確定」と「法規制の確認」の2つの準備です。和泉市は市街地と農地・市街化調整区域が混ざり合うまちなので、「その土地がどの区域にあるか」で売り方も買い手も変わります。農地を売るには農地法の許可・届出が必要です。市街化調整区域は原則として建物が建てられないため、買い手が限られます。まずは査定とあわせて「自分の土地の区域・地目」を確認し、土地の条件に合った売却プランを立てましょう。
和泉市で土地を売却する流れは?
土地売却は、査定から引渡しまでおおむね5つのステップで進みます。
土地売却の流れ5ステップ
- STEP1 査定・区域の確認: 相場を把握します。あわせて地目(宅地・田・畑など)と、都市計画区域(市街化区域か市街化調整区域か)も確認します
- STEP2 境界・測量の確認: 境界標や測量図があるかをチェックします。必要に応じて確定測量を行います
- STEP3 媒介契約・販売開始: 売出価格を決めて、販売活動をスタートします
- STEP4 交渉・売買契約: 買主と条件を調整し、契約を結びます
- STEP5 決済・引渡し: 残代金を受け取り、所有権移転登記をして完了です
期間の目安は3〜6ヶ月です。ただし、測量や農地の手続きが必要な場合はさらに時間がかかります。売却全体の基本的な流れや費用は、ピラー記事『和泉市の不動産売却ガイド【2026年最新版】流れ・費用・成功のコツを完全解説』でも解説しています。
土地売却で最初に確認すべき「境界」の問題
土地売却でトラブルになりやすいのが、隣地との境界です。
境界が曖昧なままでは、買主が安心して買えません。売った後の紛争のもとにもなります。次の3点を早めに確認しましょう。
- 境界標があるか: 敷地の角に杭やプレートが入っているかを現地で確認します
- 測量図があるか: 法務局の地積測量図や、過去の確定測量図が手元にあるかを確認します
- 越境がないか: 塀・樹木・屋根などが、お互いの敷地にはみ出していないかを確認します
境界がはっきりしない場合は、確定測量を行うのが一般的です。確定測量とは、隣地所有者の立ち会いのもと、土地家屋調査士が境界を確定させる測量のことです。費用は土地の形や隣地の数によって変わりますが、数十万円程度かかるケースが多くあります。査定の段階で測量の要否と費用感を確認しておくと、資金計画が立てやすくなります。
土地売却にかかる費用と税金
主な費用は「仲介手数料」「測量費」「税金」の3つです。
| 費用項目 | 内容・目安 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 売買価格400万円超の場合「売買価格×3%+6万円+消費税」が上限 |
| 測量費用 | 確定測量が必要な場合、数十万円程度かかるケースが多い(土地条件で変動) |
| 印紙税 | 売買契約書に貼付。契約金額により数千円〜数万円 |
| 譲渡所得税・住民税 | 売却益が出た場合のみ。所有期間5年超で20.315%、5年以下で39.63% |
| 解体費用(古家がある場合) | 木造で100〜300万円程度が目安 |
ひとつ知っておきたい制度があります。2024年7月の改正で、売買価格800万円以下の宅地・建物については、仲介手数料の上限が最大30万円(税込33万円)まで認められる特例ができました。適用には、契約前の説明と合意が条件です(出典: 国土交通省告示・低廉な空家等の媒介特例)。郊外の土地や農地では、売買価格が800万円以下になるケースもあります。媒介契約の前に、手数料の説明を受けて確認しましょう。
税金の詳細や確定申告の手順は、別記事『不動産売却の税金と確定申告ガイド』で解説しています。
古家が建っている土地はどう売る?
古い建物が残っている土地の売り方は2つ。「古家付き土地」としてそのまま売るか、解体して更地で売るかです。
おすすめの順序は、解体を先に決めないことです。解体費用の先出しや固定資産税の増加があるため、まず現状のままの査定額と比べてから判断しましょう。空き家・実家の売り方の選択肢や税金の特例は、別記事『和泉市の空き家・実家売却ガイド』で詳しく解説しています。
農地(田・畑)を売却するには?
農地は自由に売買できません。農地法にもとづく許可または届出が必要です。
農地の売り方は、大きく2つに分かれます。
| 売り方 | 必要な手続き | ポイント |
|---|---|---|
| 農地のまま売る | 農地法3条の許可(農業委員会) | 買主は農業を行う人・法人に限られる。買い手はかなり限られる |
| 転用して売る(宅地・駐車場など) | 農地法5条の許可(市街化区域内は農業委員会への届出のみ) | 買い手の幅が大きく広がる。農地売却の主流はこちら |
重要なのは、同じ和泉市内でも、区域によって手続きの重さが全く違うことです。市街化区域内の農地なら、転用は許可制ではなく届出制です。そのため比較的スムーズに売却できます。一方、市街化調整区域の農地は、転用に都道府県知事等の許可が必要です。農用地区域内の農地などは、原則として転用が認められません(出典: 農地法)。
農地売却の手続き判定フロー
相続した田畑を持て余しているケースでは、「そもそも転用できる農地なのか」の確認が出発点です。農地の売却は手続きが複雑なので、地域の農地事情に詳しい不動産会社と、行政書士などの専門家に早めに相談することをおすすめします。
市街化調整区域の土地は売れる?
売れます。ただし「原則として新たに建物を建てられない」ため、買い手が限られる点は理解しておきましょう。
市街化調整区域とは、市街化を抑えるために定められた区域のことです。原則として住宅などの新築ができません。そのため一般の住宅購入者には売りにくく、価格も市街化区域より低くなる傾向があります。
一方で、次のような買い手・使い道には需要があります。
- 隣地の所有者: 敷地を広げる目的で購入するケースがあります
- 資材置き場・駐車場などの用地を探す事業者: 建物を建てない使い方なら、制限の影響が小さくなります
- 建て替えなどが認められるケース: 区域や物件の条件によっては建築が認められる場合があります。その場合は住宅用地としての売却も視野に入ります
調整区域の土地は、「建築できるかどうか」で価値が大きく変わります。査定の際に、建築可否の確認までセットで行うことが重要です。
和泉市で土地を売るときのポイント
和泉市は、エリアによって土地の性格がはっきり分かれるまちです。
- 和泉中央・トリヴェール和泉方面: 住宅需要が安定したエリアです。整形地・住宅用地なら仲介で売りやすい立地です
- 和泉府中駅周辺・JR阪和線沿線: 旧市街地で、古家付き土地が多いエリアです。リフォーム・再販を前提とした買取需要もあります
- 市南部・山手側: 農地や市街化調整区域が多いエリアです。農地転用や調整区域の知識を持つ、地元の会社への相談が売却の近道です
土地の条件によって、「仲介で広く買い手を探す」「隣地・事業者に声をかける」「買取で早く手放す」の最適解が変わります。複数の売り方で想定額を比べてから判断しましょう。
よくある質問
Q: 境界標が見当たらず、測量図もありません。売却できますか?
売却できます。確定測量で境界を確定させてから売り出すのが一般的です。測量には隣地の立ち会いが必要で、数ヶ月かかることもあります。売却を決めたら早めに着手しましょう。
Q: 相続した農地を早く手放したいです。どうすればいいですか?
まず「市街化区域か調整区域か」「農用地区域に入っていないか」を確認します。市街化区域内なら届出で転用売却できるため、比較的早く動けます。調整区域の農地は時間がかかることが多いので、農地に対応できる不動産会社へ早めにご相談ください。
Q: 市街化調整区域の土地でも査定してもらえますか?
査定できます。建築できるか・道路に接しているか・周辺の需要はあるかを踏まえて価格を出します。一般市場で売りにくい土地は、隣地への打診や事業者への売却など、売り方の提案とセットで検討するのが現実的です。
Q: 土地の売却でも住宅ローンが残っている場合はありますか?
古家付き土地などで、住宅ローンが残っているケースはあります。残債がある場合は、売却代金での完済を前提に、金融機関と調整しながら進めます。
まとめ
土地の売却は、「境界の確定」と「区域・地目の確認」の2つの準備が成否を分けます。和泉市は市街地・農地・市街化調整区域が混在するまちです。土地の条件に応じて、仲介・隣地への打診・買取を使い分けましょう。農地は手続きに時間がかかるため、早めの相談が何よりの対策です。
スター不動産は、和泉市・泉大津市・堺市エリアで不動産業30年・取引実績5,000件。住宅用地はもちろん、古家付き土地・農地・市街化調整区域の土地まで、地域の土地事情を踏まえた売却プランをご提案します。測量や農地手続きが必要な場合も、提携の土地家屋調査士・行政書士・司法書士と連携してワンストップでサポートします。「この土地、売れるのかな?」という段階のご相談も歓迎です。まずは無料査定からお気軽にお問い合わせください。
※本記事は2026年8月時点の制度にもとづく一般的な解説です。農地転用の可否や建築制限は、個別の土地条件・行政判断により異なります。具体的な判断は和泉市・農業委員会等の窓口または専門家にご確認ください。
スター不動産株式会社
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